きれいな水と、昼と夜の気温差の大きい気候が
美味しい魚沼産コシヒカリをつくる
魚沼市湯之谷エリアは91%が山林で、12月から翌年の4月まで雪が降り続きます。山間の田んぼのほとんどは、10アール(1000平方メートル)位の小さな区画で米作りはとても手間がかかります。しかし、駒ケ岳から流れ出るきれいな水と、昼と夜の気温の差が大きい気候のため、美味しい魚沼産コシヒカリが収穫できるのです。
そんな魚沼市湯之谷エリアですが、ここでも米作りは60~70歳の人が中心で、若い人は少なくなっています。今、米作りをする農家は300軒ほどと年々少なくなりました。
仲間で会社を作り近所から田んぼを借りて米作りを続ける
そこで代々農業を営んできた三人は95年4月に「(有)サンライス魚沼」という会社を設立しました。以来、地域の中核農家となり、今では4名の株主を中心に運営されています。
サンライス魚沼は経営農地の100%が市内の農家から田んぼを借りて米作りをしています。会社を作った一番の理由は、老齢化が進み後継者不足の中、会社であれば将来、自分の子供達が農業を継がなくても、誰かが米作りを続けてくれるという望みがあります。
現在、サンライスのメンバーは10人に増えました。メンバーはこれまでの経験を活かし、きちんとした水管理を行ないながら収穫量を安定させてきました。なるべく農薬を減らし、地もとの畜産農家と連携し循環型農業に取組み、堆肥の施用しおいしくて安全な米作りを心がけています。
サンライス魚沼ではその年の状況により乳苗稲作も行っています。
↑右:大桃(代表取締役社長) 基盤整備、機械技術担当。大型機械作業を得意とし会社経営の要。
↑左:佐藤(代表取締役専務)総務、経営企画戦略の参謀。
【特別栽培米の圃場確認】新潟県の担当職員と消費者代表JA北魚沼担当職員による現地圃場確認。